それでは今回は、「人の目を気にする」を子供にどのように応用していけば良いのかについて解説していきます。
このテクニックの背景となっているのが「バットマン効果」です。
バットマン、と言うのはあのアメリカの映画に出てくるバットマンです。
この命名をするきっかけとなったのは、子供たちに「バットマンになりきって」と指示を出してから、退屈なタスクに取り組ませました。
その指示を出さなかった子供よりも、集中力がより高まったのです。
ここで集中力の高まった理由として2つの点が考えられます。
1つ目は、自分を他者視点で見ることができるようになったです。
これはどういうことかと言うと、難しい練習をしているときに「あの憧れのヒーローだったらどうするだろう」と1歩引いた視点で見られるようになり、結果として集中力が増すということです。
私たちは、極めて主観的になると、愚かな行動をしがちです。
2つ目は、そのキャラクターのアイデンティティーの取得です。
目の前に自分が恐怖するようなタスクがあったとします。その時に、バットマンだったら勇気を持って行動するんだ!と言うようにバットマンの望ましいアイデンティーを取得し、より良い行動ができるようになります。
もちろんこのキャラクターの設定には、その子供の好きや憧れのキャラクターを持ってくる必要があります。
結構昔から行われていた、ごっこ遊びと同じようなところはありますが、心理学があると言われています。
ぜひご家庭でも試してみてください。
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