前回、紹介したのが、先延ばし方程式で Utility=(E×V)÷(Γ×D)
Utility=望ましさ
E=期待
V=価値
Γ=遅れ
D=衝動性
でした。今回は、その中身を解説していきます。
E=期待
そのタスクを成功させられるという期待値。これはできるだろうという期待があれば、行動を起こしやすいし、反対に「これはできないな」と思えば、重い腰が上がらないですよね。
なので、個々の部分を改善するためには、スモールステップにすることなどが対策として考えられます。
V=価値
そのタスクを行うことで、どのようなメリットがあるかです。
例えば、なんとなく「有酸素運動は体にいい」と思っていても、なかなかできないのが通常でしょう。しかし、そこに以前も紹介したような「脳が成長する、メンタルが強くなる・・・」などのメリットがあると考えるとやる気が出ます。
Γ=遅れ
〆切までの期間。
これは単純に〆切が長ければ長いほどやる気が出ません。なので、目標を細かくして、「その日の目標」や「この1時間の目標」というふうにすると良いです。
D=衝動性
注意がどれくらい散りやすいのかなどです。今回は、その注意散漫について。
まずは、注意散漫を直すための方法として、有酸素運動や瞑想などが効果的ですが、それは難しいという方のために、「環境調整」をお勧めします。例えば、部屋の中にスマホが置いてあれば、いじりたくなりますよね。でも、そのスマホが玄関にあれば、注意散漫になる確率が減ります。どんなに我慢強くても、誘惑に負けやすい環境を作ってしまっては、意味がありません。
もう終わってしまいましたが、夏休みの宿題にも使えるテクニックなので、次は冬休みの宿題にでも使ってみてください。
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